次はVAIO社製モンスターPC、VAIO Zにしてみました。データ移行は面倒でしたが、快適快適。
特にフォトショ、イラレ作業をやる際のペンタブがいいですね。WACOM製で無くN-Trigなのがちょっと残念ですが、プロの漫画家じゃないのでまぁいいでしょう。
そんなところに日経新聞でVAIOと東芝、富士通のPC事業を統合!(するかも❓)というような記事を目にしました。
どうなるかはわかりませんが、スマホやタブレットに押されてPCという製品の立ち位置が狭くなて来てるのは確か。
私自身は、冒頭のアドビ系ツール含め、色々デジタルの作り物が多いのでプライベートでもPC必須ですが、世の中そんなことしない人はあまり多くないのでスマホで十分ということなんでしょうね。
PC必須な私としてはこれからもPC(的なもの)にはどんどん進化して欲しいので、私なりに目指すべき方向性を考えてみます。
まず、ざっくり情報端末の使い道として、消費と制作に分けてみます。
- 消費:Webサーフィン(もはや古い言い回し?)、音楽再生、映像再生、ゲームプレイ、コミュニケーション
- 制作:テキスト系(小説~ブログ)、画像系(写真撮影/静止画作成&編集&公開)、音楽系(楽器演奏、打ち込み系)、ビデオ系(動画撮影/CG等制作&編集&公開)、アプリ制作(ゲーム、ユーティリティ)、その他(VR、PJマッピング等)
で当然PCは制作向きなわけですが、その中でも写真やビデオのキャプチャももはやスマホの方が断然楽。ブログもどっちでも行けるレベル。(テキスト打ちはPCが楽な気もするが世代次第)
そうすると残るは音楽系か静止画(手描き)、CG、そしてアプリ制作。
これらの創作活動をいかに万人に広げるかでPCが復権するかどうかが一つ可能性として見えてくると思ってます。
- 絵
手描き描画は私も今のPCのペンタブでちょっと描いたりしてますが、正直紙でうまく描けないものはペンタブでも描けない。もちろんやり直しや修正はしやすいので効率はいいのですが、やはり絵を描くことを趣味としてできないと難しい。
漫画の自家制作的なところは当面マニア層向けというところですかね。 - CG、3D
3Dのモデリングは、対象によっては手描きの絵よりなんとかなりそう。
以前、家をリフォームするために、3Dモデリングツールで自分の家の間取りをそのまま表現しようとして、あまりに面倒で挫折しましたが、ツールの進化で改善の余地があると思いました。自分の家、みたいな対象がはっきりしている物ならなんとかなるでしょう。
3Dプリンタも安くなってるので、モデリングツールの敷居を下げるのは効果的だと思います。
他に身近なテーマだと、アクセサリとかスマホカバーとか、自分でオリジナルグッズを作ることを流行りにして、定着させられればPC活用できますね。 - ビデオ
ビデオはキャプチャはもはやカムコーダーよりスマホが一般的。うちでもカムコーダーはHDだけどスマホは4K撮れるくらいなので。画質、ズームはまだまだハンディカムが有利ですけど。
ビデオの編集はPremiereなどPC用ソフトが断然融通効くのですが、これは一般の人にはハードル高いですね。で、ツールを直感的に使いやすくするならキャプチャからの導線考えるとスマホ用アプリに収斂するでしょうね。PC不利。 - 音楽制作
私自身はサンプル音源をSoundboothでアレンジするくらいしかやらないので、作曲みたいなところの土地勘は全く無いですが、MIDIキーボードでの入力と、楽譜を見渡しながらの編集とか考えるとPC有利な気がします。タブレットでもキーボード入力や編集できるような気もしますが。微妙なところ。 - アプリ
アプリを作るのは当面PCでしょうね。ただこれも一般の人がアプリ作るところはかなりハードル高い。昔のRPGツクールじゃないですが、パーツの組み合わせレベルのちょっとしたものならスマホでもオッケーになりそうですし。 - その他
VRはOcurusやMophiusなどゴーグルが流行の兆しを見せてます。ハコスコみたいなスマホにかぶせるだけの簡単VRもあります。制作側はかなり専門的な領域ですし、一般人によるPCの出番はなかなか無さそうな感じです。
色々選択肢を挙げてはみたものの確信を持てるネタは簡単には出てこないですね。
別記事でも少々触れましたが、既存の表現方法に縛られない新しいフォーマットの出現が必要だと思っています。ゲームのようにインタラクティブでコミュニケーション要素もありつつ、音楽や映像のように万人が気楽に楽しめるもの。
ゲームもスマホ用のものは気楽に無料で楽しめるものも多いのですが、なんというかもっと生産性や成長に役立つようなもの。
そして、消費する一方で無く、自らが創作者として関与できるようなシステムであれば、その制作ツールとしてのPCの存在価値を取り戻せるのではないでしょうか。
具体的なアイデアもいくつかあるので、もう少し本気で実現ステップを考えてみたいと思います。
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