2015年12月31日木曜日

2015年をTweetで振り返る



本日で2015年が終わります。(記事下記かけのまま公開が年末ギリギリになってしまいました..)



Twitterアナリティクスによる月間トップインプレッションで個人的に気になった技術などを振り返ってみようと思います。( http://twitter.com/somafireより)





1月



1月はFeliCaネタ。Suica等交通系ICカードをAndroidスマートフォンのNFCアンテナにかざすと連動ボイスドラマが進行するというもの。

交通乗車履歴はリアル連動アプリやサービスに使うと、スタンプラリーやロケ地巡り(聖地巡礼)など面白い展開が広がると思います。

課題は乗車履歴を管轄するサイバネ協議会や交通事業者の利用許諾ですね。

非営利は公序良俗に反しなければフリー、営利用途はライセンスフィーを定めるなどして活性化することを期待したいところです。

もう一つはモバイルSuicaのアプリからのアクセスですね。こちらは技術的にも課題ありますが。



2月







USでのApple Payの勢いを示すpayment naviさんの記事。


2016年は国内展開スタートなるか。Apple PayとFeliCa系電子マネーの両対応しうるリーダーの開発もいくつかの端末ベンダーで進めているようです。楽しみですね。






3月







今後のスタートアップはいかに自社が付加価値とする機能をAPIとしてプロモートできるかの勝負になる、という方向性の話。インターネット上で同じ機能を実現するAPIは理論上1つでいいので、いかにユニークで価値のあるAPIを提供できるかどうかが重要。

これはビジネスのアーキテクチャで考えると、デバイス、ネットワーク、API(サーバロジック/ストレージ)のレイヤ別戦略でとても大切な観点ですね。



4月







メディカル・ヘルスケア領域のバイタル情報取得方法としてNFCをインタフェースとした初期設定不要の直感的UXが好まれているという話。Apple Payをはじめ、決済としての活用が盛んなNFCですが、Connection Handoverによる自動ペアリングと合わせ、NFCのUXとしての活用はスマホ上にNFCがデバイスとして生き残るための1つの道。看護・介護といったリテラシを要求しにくい現場でのデジタル化浸透はとてもわかりやすい例。横展開期待です。



5月







2015年は猫も杓子もIoT、ってほんとに猫や杓子がネットにつながってそうな勢いでしたが、大量のセンシングデータを処理するためのNoSQL DBも同様に勢いをつけてきていたと思います。



6月







Apple Watchを素材としたAppleが次に向かう方向性がヘルスケアソリューションという仮説。

ジョブズはDynabookを一つの理想解としてソフトウェアのクリエイティビティを最大限に発揮することを目的としていたと思っています。

本記事の著者はApple Watchでより目的を絞り込んだ次の流れを作ろうとしていると定義しています。

私も概ね同意で、さらに言うと、Appleに限らず、PCからスマホへと進化してきたパーソナルコンピューティングの波は、今後は目的別に腕時計やグラス、靴、シャツ、帽子などに個別最適化されると考えています。これまさにIoTの流れですからね。



7月







7月はイノベーション研究の権威である玉田さんの「イノベーション」の日本語訳に対する返信。私の案は「跳創」。いずれにせよ「イノベーション≠技術革新」というのは同意。



8月







全職R&Dを兼務してた際に取り組んでいた認証型コンセントの経験を基に、Cerevoのリモート制御コンセントに対するコメント。この後独立し、電力サービスに関する仕事もすることになるとは思いませんでしたが。

2016年は電力サービス自由化元年、電話自由化の時のように関連・派生ビジネスも色々と出てくるはずですね。大きなチャンスだと思っています。



9月







スタートアップによるホームセキュリティカメラの記事。IoT関連領域としてセキュリティカメラもかなり有望だと思います。映像解析で住人判別できるとなれば、その先解析情報をクラウドに寄せることで、インターホンで外出時の来訪者通知なんてこともできる可能性も見えてきます。



10月







派手なスマホ広告技術をいくつか実装した例。HTML5でこういった遊びが色々できるようになりましたね。まだまだ驚くようなAd tech.が出てくるでしょうけれども、個人的にはリアルでのアクションとの連動を追いかけたいところです。街中での自分の行動が自分のスマホ上(あるいはウェアラブルや街頭サイネージ等)のコンテンツに自然な形で連動するようになるような。マイノリティレポートの世界は気持ち悪さがあるものの、技術は使いよう、エンタメコンテンツとして楽しめればいいこともあると思うのです。



11月








トレンドで出ていたハッシュタグに思わず反応。ライフワークでもある、ノマドビークル(aka. キャンピングカー)の超ゴージャス版をTweet。

2015年は自車を改造し、プロジェクターなど設置し、モバイルワーク、モバイルAVリビングを試してみましたが、2016年はこのライフスタイルをさらにカーシェアリング、インバウンドなども絡めてビジネスとしての展開にチャレンジしたいと考えています。



12月







年間断トツの3万imp超。

2015年はBitCoinで使われているブロックチェーン技術がファイナンス以外の領域に進出する事例がいくつか出始めた年でした。


これと別なTweetでもIoTリソースの利用権利をブロックチェーンで解決する記事について触れましたが、まさにノードの認証とその利用権利を時間軸でシェアしていく状況はとても興味深い領域です。



ノードのコンピューティングパワーを活用するという意味では、これまでもP2Pファイルシェアリングや、グリッドコンピューティングなど華々しく世の中に出つつ特定用途で定着してきた歴史があります。



2016年はブロックチェーンの非ファイナンス領域での活用に大注目です。







NFC、IoT、ブロックチェーンを中心に、ライフワークのノマドビークルを絡めた1年でした。




5月に独立、10月に起業したチャレンジの1年でしたが、周りの皆さまに助けていただき無事年末を迎えることができました。




来年も引き続きよろしくお願いいたします。




皆さま、良いお年をお過ごしください。

2015年12月8日火曜日

PCの未来 ~創作活動のエンタメ化~

最後のSony製VAIO Pro13のキーボードが壊れ、修理に出したところ部品が無いということで買い取り処分ということになりました。(ソニーに残ったソニー製VAIOサポート部隊もきっと苦労されていることと思います..)

次はVAIO社製モンスターPC、VAIO Zにしてみました。データ移行は面倒でしたが、快適快適。

特にフォトショ、イラレ作業をやる際のペンタブがいいですね。WACOM製で無くN-Trigなのがちょっと残念ですが、プロの漫画家じゃないのでまぁいいでしょう。









そんなところに日経新聞でVAIOと東芝、富士通のPC事業を統合!(するかも❓)というような記事を目にしました。

どうなるかはわかりませんが、スマホやタブレットに押されてPCという製品の立ち位置が狭くなて来てるのは確か。



私自身は、冒頭のアドビ系ツール含め、色々デジタルの作り物が多いのでプライベートでもPC必須ですが、世の中そんなことしない人はあまり多くないのでスマホで十分ということなんでしょうね。



PC必須な私としてはこれからもPC(的なもの)にはどんどん進化して欲しいので、私なりに目指すべき方向性を考えてみます。



まず、ざっくり情報端末の使い道として、消費と制作に分けてみます。


  • 消費:Webサーフィン(もはや古い言い回し?)、音楽再生、映像再生、ゲームプレイ、コミュニケーション

  • 制作:テキスト系(小説~ブログ)、画像系(写真撮影/静止画作成&編集&公開)、音楽系(楽器演奏、打ち込み系)、ビデオ系(動画撮影/CG等制作&編集&公開)、アプリ制作(ゲーム、ユーティリティ)、その他(VR、PJマッピング等)


で当然PCは制作向きなわけですが、その中でも写真やビデオのキャプチャももはやスマホの方が断然楽。ブログもどっちでも行けるレベル。(テキスト打ちはPCが楽な気もするが世代次第)



そうすると残るは音楽系か静止画(手描き)、CG、そしてアプリ制作。

これらの創作活動をいかに万人に広げるかでPCが復権するかどうかが一つ可能性として見えてくると思ってます。



  1. 手描き描画は私も今のPCのペンタブでちょっと描いたりしてますが、正直紙でうまく描けないものはペンタブでも描けない。もちろんやり直しや修正はしやすいので効率はいいのですが、やはり絵を描くことを趣味としてできないと難しい。
    漫画の自家制作的なところは当面マニア層向けというところですかね。

  2. CG、3D
    3Dのモデリングは、対象によっては手描きの絵よりなんとかなりそう。
    以前、家をリフォームするために、3Dモデリングツールで自分の家の間取りをそのまま表現しようとして、あまりに面倒で挫折しましたが、ツールの進化で改善の余地があると思いました。自分の家、みたいな対象がはっきりしている物ならなんとかなるでしょう。
    3Dプリンタも安くなってるので、モデリングツールの敷居を下げるのは効果的だと思います。
    他に身近なテーマだと、アクセサリとかスマホカバーとか、自分でオリジナルグッズを作ることを流行りにして、定着させられればPC活用できますね。

  3. ビデオ
    ビデオはキャプチャはもはやカムコーダーよりスマホが一般的。うちでもカムコーダーはHDだけどスマホは4K撮れるくらいなので。画質、ズームはまだまだハンディカムが有利ですけど。
    ビデオの編集はPremiereなどPC用ソフトが断然融通効くのですが、これは一般の人にはハードル高いですね。で、ツールを直感的に使いやすくするならキャプチャからの導線考えるとスマホ用アプリに収斂するでしょうね。PC不利。

  4. 音楽制作
    私自身はサンプル音源をSoundboothでアレンジするくらいしかやらないので、作曲みたいなところの土地勘は全く無いですが、MIDIキーボードでの入力と、楽譜を見渡しながらの編集とか考えるとPC有利な気がします。タブレットでもキーボード入力や編集できるような気もしますが。微妙なところ。

  5. アプリ
    アプリを作るのは当面PCでしょうね。ただこれも一般の人がアプリ作るところはかなりハードル高い。昔のRPGツクールじゃないですが、パーツの組み合わせレベルのちょっとしたものならスマホでもオッケーになりそうですし。

  6. その他
    VRはOcurusやMophiusなどゴーグルが流行の兆しを見せてます。ハコスコみたいなスマホにかぶせるだけの簡単VRもあります。制作側はかなり専門的な領域ですし、一般人によるPCの出番はなかなか無さそうな感じです。
    色々選択肢を挙げてはみたものの確信を持てるネタは簡単には出てこないですね。


別記事でも少々触れましたが、既存の表現方法に縛られない新しいフォーマットの出現が必要だと思っています。ゲームのようにインタラクティブでコミュニケーション要素もありつつ、音楽や映像のように万人が気楽に楽しめるもの。

ゲームもスマホ用のものは気楽に無料で楽しめるものも多いのですが、なんというかもっと生産性や成長に役立つようなもの。



そして、消費する一方で無く、自らが創作者として関与できるようなシステムであれば、その制作ツールとしてのPCの存在価値を取り戻せるのではないでしょうか。

具体的なアイデアもいくつかあるので、もう少し本気で実現ステップを考えてみたいと思います。




2015年12月7日月曜日

個人時価総額

スマホで撮影するだけの簡単家計簿、長続きしておりません。

家計簿の情報が今一つ実生活に役立っていないためモチベーションが沸かない、というところも長続きしない理由だと思います。(面倒くさがりなのが一番いかんのですが)










さて、前記事「決済の未来」で個人とお金の関係について触れましたが、その対価となる価値(=買ったもの、利用したサービス)についても、この先可視化されるのではないかと睨んでいます。(私自身そうなって欲しい)



現在、売っているものについてはKakaku.comなどでほぼリアルタイムに比較され、ユーザは同じ物(新品の同一商品)であれば簡単に一番安い店を探し当てることができます。



そして買ったものについては、やろうと思えばヤフオクなど中古品市場の情報を引き当てることで経過時間や利用状況により時価がわかるはず。

そのためには買ったもののリストが簡単に作成できると良いのですが。



電子レシート普及の動きもありますが、例えば電子マネーをかざす瞬間にレシート情報が入ってきたりクレジット決済するとサーバ連携で情報が入ってくると便利なんですけどね。

特に電子マネーなら匿名で情報が流通できるので今のレシート同様の感覚で使えそうです。




東芝テック スマートレシート概念図



電子レシートの単品情報が入手できれば、前述のような自分の所有物の時価換算化が簡単にできるようになります。



習い事などのサービスでも自分の価値向上にどの程度役立つのか、習熟度や公式な資格試験など含め、費用対効果が見えるようになるかもしれません。

個人のスキルをシェアするようなクラウドソーシングの流れがあるので、そこに自分のスキルを引き当てれば何とかなりそうです。



 =自分個人の時価総額



ということが見えてくるのではないかと。

保有資産のうち、車や余っている部屋、使ってない家電などはシェアリングでの金銭価値化もありますね。



食費、余暇や趣味などで消費するお金の使い方もありますが、それらの中でも健康増進に対する投資的な意味合いを持つものと、それ以外のものに分かれそうです。



出費に対する現在価値の可視化が実現することで、家計簿だけでは見えてこない自分が必要なものや不要な出費がわかるようになれば便利だなぁと思います。





そのような仕組みが出来上がると、その情報自体も大きな価値を持ち始めます。

その人の消費の傾向、どんな目的に対してお金を使う傾向にあるのか、定期的に購入するもののサイクル、など明らかになるので、Googleによる検索よりも更に先回りしたマーケティング展開のメディアになりえます。



リクルートライフスタイルが提供しているエアレジなどもそういった方向への戦略の一環なんでしょうね。





所有品の価値を計るもう一つのアプローチとして、消費されていく状況を把握するセンサーがありそうです。

冷蔵庫内の食品センサー(モノ、量、期限等)、消費財の残量センサー(洗剤、各種フィルター、トイレットペーパー等)など生活必需な消耗品の自動補充でできれば楽になりそうです。



そして、これら情報の捕捉と流通を制するプレーヤーが、検索の次、リアルとネットを交えたマーケティングプラットフォームの覇者になる可能性は極めて大きいのではないでしょうか。