2015年8月26日水曜日

IoTのなかの接続、認証という機能

このBlogでの初投稿となります。

こちらではインターネットサービス及びNFCやIoTデバイス関係の経験、情報を中心に個人的なアイデアやコンセプト、技術動向予測などについて綴っていければと考えています。



さて、本日IoTにおける標準化、デファクト化の流れについて、下記ツイートしました。














センサー、コントローラー、出力系デバイスなどがネットに繋がれば便利になる反面、情報の出入り口でしかないPCやスマホでインターネットに接続する以上の反作用が予想されます。



誰がどのデバイスに対してどのような権限を持つのか、もしもの時のAdmin操作は誰が対応可能なのか、など、運用面を含めた設計が必要となるはずで、特定個人がオーナーシップを持つスマホ等とは比べ物にならない複雑さが発生します。



その対応策として、最初に対象機器を設定する際に権限設定し、以降はドメインへの参加や、機器の初回利用時に権限設定を求めるような操作が出てくると思います。

ちょうどWindowsパソコンで新しいアプリをインストールする際Admin権限による承認を要求してくるような。



それが実生活でこまごまと発生するのは非常に面倒なことが容易に予想されるので、権限を示すIDや認証キー、認証サービスをわかりやすく提供する必要が出てきます。

そこで、NFCを使えば、普段で改札をタッチで通ったり、コンビニで電子マネーで決済するような簡単さでIoT機器を使えるようにできると考えています。



NFCは近接通信のインタフェースですが、電子マネーや非接触交通乗車券には近接通信に加えセキュアエレメント(SE)というお金を扱えるほどセキュリティの高いICが入っています。

このNFC+SEの機能を認証だけの簡易なサブセットにしてコストを抑えればIoTデバイスに容易に組み込めるようになります。



最近は限定的ながらもiPhoneにもNFCチップが搭載されているので、スマホを認証設定デバイスとして、新たに設置するIoT機器とNFCでタッチするだけでその人が使えるようになる、という運用ができればツイートしたような複数の標準化団体間での相互運用性にも道が開けると思います。



NFC ForumでIoTの中での役割を大局的に進めてたりしないだろうか。



参考:http://nfc-forum.org/tag/internet-of-things/







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